看護師の仕事は人手不足になりやすい上、三交代制や夜勤なども発生します。どうしても仕事がプライベートを圧迫してしまうため、ワークライフバランスが偏りがちです。
そして仕事だけを重視して生活をしていると、肉体的にも精神的にも負担が大きくなってしまいます。若く体力がある内はそれでも乗り越えられるかもしれませんが、年齢を重ねるに連れて働き続けるのが難しくなっていきます。
さらに将来的に家庭を築いたり子どもを産むことを考えるのであれば、離職を余儀なくされる場合もあるでしょう。そのようなことにならないためには、仕事とプライベートを両立できるワークライフバランスの実現が欠かせません。
看護師のワークライフバランスは、個人で何とかできるものではありません。
もし一人だけが仕事よりもプライベートを優先するようであれば、職場に軋轢が生まれてしまうでしょう。そのため組織として、ワークライフバランスの実現に力を入れている病院で働くことが望ましいです。
具体的な制度としては、勤務時間の柔軟性や有休以外のタイミングで取得できる休暇などが挙げられます。
また、ワークライフバランスはプライベートを最優先させるのが目的ではなく、あくまでも仕事と両立させることが大切です。そのため結婚や出産などで一時は職場を離れた人が、改めて看護師として働きたいと思った時に、問題なく復帰できる制度も効果的です。
こういった制度はただ導入されているだけでなく、気兼ねなく活用できる職場環境であることも大切です。